2024能登半島地震 被災地報告 #13 「輪島市門前町:入浴・買い物支援タクシー」

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  • Опубликовано: 9 сен 2024
  • ジャパン・プラットフォーム(JPF)は2024年1月1日に発生した能登半島地震の被害と支援の様子を伝えるため、広報カメラチームを被災地に派遣しました。能登半島各地の様子をお伝えします。
    第13回 輪島市門前町:入浴・買い物支援タクシー
    <シャンティ国際ボランティア会(SVA)の支援活動>
    ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOのシャンティ国際ボランティア会(SVA)は輪島市門前町を拠点に『入浴・買い物支援タクシー』を運行しています。
    門前町のなかでも海に近い七浦(しつら)地区は、門前町の中心部と結ぶ道路の「おさよトンネル」が崩落したため、震災直後から長く孤立状態でした。山の中を通るう回路も各地が土砂崩れで寸断し通行できませんでしたが、ようやく震災の2週間後に開通しました。しかし、う回路の一部は依然として車がやっと1台通れるほどの幅しかなく、かつ道路の片側が崩れている危険なところが複数あります。トンネルを抜ける道なら門前町の中心部から15分で行けますが、う回路だと40分程度かかります。暗くなると危険なため、通行できるのは午前8時30分から午後4時まで、さらに12時から午後1時までは通行不可となっています。七浦地区には350人ほどの住民がいましたが、避難した方も多く現在残っている人は150人ほどです。
    SVAでは月曜日と木曜日に門前町中心部と七浦地区を往復するジャンボタクシーを運行しています。11時30分に七浦地区で住民9人をピックアップし、門前町の中心部に運びます。まずは支援物資の集積所となっている健民体育館でトイレットペーパーなど支援物資を補充します。そして大型ドラッグストアに寄り野菜や肉など生鮮食料品や日用品を買います。七浦地区には元々お店がなく、震災前も住民は門前町の中心部へ買い出しにきていたということです。
    そして最後は一番の目的の自衛隊風呂です。七浦地区では電気は来ていますが、依然として断水しておりお風呂に入ることはできません。門前町では2か所で自衛隊が大型風呂を設置しています。七浦地区の住民は、このうち宮城県の部隊が設置した「伊達の湯」に向かいました。「伊達の湯」は同時に15人がゆったり入れる大きな仮設風呂で、男女それぞれのお風呂があります。午後2時から午後8時までですが、利用者が多く待ち時間が長いため、SVAが自衛隊と交渉し入浴支援タクシーでやってくる七浦地区の住民は特別に開業前の午後1時45分から利用できるようにしました。七浦地区の住民は10日ぶりのお風呂という方もいて、久しぶりのお風呂に「じんのびした(=ゆったりした)」ととても喜んでいました。タクシーは16時までには中心部に戻って来なくてはならないので、14時40分には「伊達の湯」を出発し、七浦地区へ向かいました。
    SVAでは、この入浴支援タクシーのほか、JPFの助成により門前町の避難所で環境改善事業や炊き出し事業を行っています。
    ※「入浴・買い物支援タクシー」はJPF事業ではありません。JPF事業として避難所環境改善事業、炊き出し事業を行っています。

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